評伝良寛:わけへだてのない世を開く乞食僧 (Hyōden Ryōkan)

Author: Ryuichi Abe

Japanese book cover showing an ink drawing of a man a picture of Prof. Ryuichi Abe, a Japanese male wearing a suit and tie

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葬式仏教を捨てブッダの原点を生きた軌跡。
癒し・慰め・幸福への方程式がいま甦る”良寛新論”

仏教を深く修めただけでなく、儒教・道教の知識にすぐれ、詩歌や書を2000以上も生み出した良寛。彼に生家を捨て、曹洞宗門とも決別する決断をさせたものは一体何だったのか。他者の救済に気を配るようになったのはいつで、帰郷へと誘ったものは何だったのか。書や詩歌の制作と仏教の実践は彼の内面でどう結びついていたのか。地位も名誉も財産も捨て果ててどのように人々に幸福を与えようと考えたのか。本著では従来の伝記類が見落としていた点を軸として洗い出し、全く新しい良寛像を描き出す。

[ここがポイント]
◎ 良寛の生涯を、従来の伝記類が見落としていた点を軸として教育、宗門との関係、越後での乞食行の歴史的背景を洗い出す。
◎ 良寛の詩歌、書簡、文章を、自伝的作品として読み直し、その生涯の時間軸に沿って自伝的にたどる。

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